ゴルゴラインとは、目頭の下側から頬の中央にかけて斜めに刻まれた線状のくぼみを指します。有名な漫画「ゴルゴ13」の主人公の顔に描かれていることがネーミングの由来ですが、医学用語では「midcheek groove(ミッドチークグルーヴ、“頬中央の溝”)」という名称です。
ほうれい線やマリオネットラインなどは加齢に伴いほぼ全ての人に出現しますが、ゴルゴラインは一部の方のみに出現します。加齢で目立ってくる場合もありますが、幼少時から目立つ場合もあります。
ゴルゴラインの原因は、皮膚と深部組織とを強く結びつけている「リガメント(靱帯)」という支持構造にあります。顔の形を維持し、たるみを抑えるためのリガメントですが、この結びつきが強いと皮膚が線状にくぼみ、ゴルゴラインとなって出現してしまいます。
ゴルゴラインは、マッサージや美顔器では改善しません。また、ヒアルロン酸注入や脂肪注入を単独で行っても、リガメントの作用で皮膚が持ち上がりにくいため、改善しないばかりか、周囲に流れてくぼみが一層目立ってしまう場合もあります。
ゴルゴラインの治療には、リガメントの剥離および脂肪注入が必要です。ゴルゴラインの端の皮膚に約2mmの穴を開け、その穴から小さな特殊メスを挿入し、リガメントを十分に切断・剥離します。皮膚と深部組織の間に生じた剥離スペースに脂肪を注入し、ゴルゴラインのくぼみを改善します。
CRF協会では、正規のコンデンスリッチファット(CRF)、マイクロCRFの施術を行っているクリニックを認可し、それを証明する「認証シール」を発行しています。
また、各クリニックのホームページ上に認証シールを掲載するよう推奨し、患者様に安心いただけるよう努めています。CRFやマイクロCRFの普及と比例し、非認可クリニックの偽造シールなどが発見・報告される例も増加しています。
患者様に安全な治療法を届けるため、そんな状況を蔓延させないようにCRF協会では、正規のCRF療法を提供するクリニックだけを認可しています。
静脈麻酔を用いて無意識下で手術を行います。
手術開始から終了まで、全て眠っている間に終了しますのでご安心ください。
頬の一部に約2mmの穴を開け、特殊メスを皮膚の下に挿入し、ゴルゴラインのくぼみの原因であるリガメントを切断・剥離します。
太もも(またはお腹)に局所麻酔をし、注入に必要な量の脂肪を少量吸引採取します。
太ももの場合は足の付け根に、お腹の場合はお臍に約2~3mm程度の小さな穴を開けて脂肪を吸引採取しますので、術後の傷痕は小さく、気にならない程度の場合がほとんどです。
吸引した脂肪から、注入に最適なマイクロコンデンスリッチファットを精製します。
手術内容 | 頬の皮膚に小さな穴を開け、特殊メスを皮下に挿入してリガメントを剥離します その後、太ももまたはお腹から吸引採取した脂肪を「マイクロCRF」に精製し、ゴルゴラインを剥離した部位に注入することで、ゴルゴラインのくぼみを改善します |
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手術時間 | 約60分 |
麻酔 | 静脈麻酔 |
術後症状・ダウンタイム | 腫れや浮腫み、筋肉痛のような痛み(数日~約1週間) 内出血(約2週間) |
洗顔・メイク | 手術翌日から可能 |
シャワー | 3日後から可能 |
リスク | [脂肪採取部位] 腫れ、痛み、内出血、血腫、知覚障害、凹凸、たるみ、引きつれなど [脂肪注入部位] 腫れ、痛み、内出血、血腫、しこり、凹凸、効果不十分など (術後経過には個人差があります) |
ゴルゴライン剥離 | ¥165,000 |
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※ゴルゴライン剥離は、脂肪注入(マイクロCRF)と併せて行います。
目の下のクマ治療(経結膜脱脂術)と脂肪注入を同時に行うとさらにお得になります。
当クリニックは、皆様のお顔のトータルアンチエイジングをサポートします。
当クリニックの手術料金には、手術に必要な局所麻酔薬・機器・針や糸、内服薬・外用薬などが含まれています。