逆さまつ毛の主な原因として、生まれつきまつ毛が内向きに生えている「先天性」、加齢によって下まぶたの皮膚や筋肉が弛んで眼球側にまつ毛が倒れこんでしまう「加齢性」が挙げられます。さらに、近年、下まぶたの美容外科手術としてたれ目形成(グラマラスライン形成)手術が流行しており、この手術が原因で生じてしまう「医原性」の逆さまつ毛が多くなっています。
逆さまつ毛の治療は手術で行います。軽度の場合には、皮膚を切開せずに、二重形成の埋没法と同様の方法で治療を行いますが、多くの場合は皮膚切除と縫合により治療を行います。上まぶた、下まぶた、どちらの逆さまつ毛も治療が可能です。
手術内容 | まぶたの皮膚を切開・縫合することで逆さまつ毛を改善します |
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手術時間 | 約30~60分 |
麻酔 | 局所麻酔(表面麻酔・点眼麻酔・笑気麻酔・注射麻酔) (不安感や恐怖心が強い方は静脈麻酔による無意識下手術も可能です) |
術後通院 | 1~数回(1週間後に抜糸します) |
腫れ | 術後数日をピークに、1~2週間は腫れが生じます 浮腫みが落ち着き自然になるまでは2~3ヶ月かかります(術後経過には個人差があります) |
洗顔・シャワー | 手術翌日から可能です 患部は洗顔フォームで優しく洗ってください |
入浴 | 腫れがピークを越したら可能です |
アイメイク | 抜糸の翌日から可能です |
リスク | 腫れ、痛み、内出血、血腫、感染、目ヤニ、ドライアイ、違和感、中縫いの糸が出てくる、引きつれ、知覚異常、傷痕、左右差、低矯正・過矯正など |
逆さまつ毛手術 | ¥330,000 |
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当クリニックの手術料金には、手術に必要な局所麻酔薬・機器・針や糸、内服薬・外用薬などが含まれています。